中国 pm2.5 症状 分析 [話題]
2月27日大気汚染源の微小粒子状物質PM2.5で
1粒ごとの成分を分析できる世界初の新型顕微鏡を
開発したと坂本哲夫・工学院大教授(表面分析化学)らの
チームが発表しました。
中国の発生源の解明や健康症状評価に役立つという。
PM2.5は直径2.5マイクロメートル以下の小さな粒子の
総称で、1マイクロメートル以下の粒子が大半を占める。
これまでは粒子を溶液に溶かして分析しているため、
成分の平均像は分かっても、構造や1粒ごとの成分、
成分比率を把握することは出来なかった。
チームは、非常に細いイオンビームをPM2.5に照射する
ことで表面を少しずつ削り取っていく。
その上で、質量分析計という装置を使って1粒ごとの
成分を解明するとともに、画像化にも成功した。
この新型顕微鏡を使って、中国に近い福江島(長崎県五島市)
で採取した粒子を分析すると、表面は硫酸塩で覆われ、
その内側にすす(炭素)があった。
成分や比率が分かれば、形成過程を
推測することも可能になるとみられる。
坂本教授は
「発生源を特定し、対策の有効性を
検証する上で役立つ」と話している。
この分析の成果で、PM2.5対策の
足がかりになれば、素晴らしい発明ですね。
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