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沙保里 栄勝 急死 そっと [スポーツ]



レスリング女子の吉田沙保里(31)の父・栄勝さんが
3月11日、くも膜下出血のため亡くなくなりました。


61歳でした。


三重県津市小舟の伊勢自動車道上り線の路肩に
止まった車内でぐったりした様子で倒れているのを
発見され、病院に搬送されたが帰らぬ人となりました。


15、16日の女子W杯(東京)に向けた代表合宿の
ため都内の味の素ナショナルトレーニングセンターに
向かう途中だったそうです。


同大会に出場予定だった吉田にとっては
突然の訃報で大きな心の支えを失いました。

 
週末に国別対抗戦のW杯を控える吉田は、
栄和人監督の運転するマイクロバスで
名古屋の自宅から代表合宿が行われる
都内に向かっていました。


その車中で父の訃報を受けました。


名古屋を出て30分が過ぎた頃、吉田の兄から
栄コーチに悲報を伝える電話があり、「うそだろ」と
泣きながら無言で吉田に電話を代わったのだ。


その様子を察した吉田は、兄と短い会話を交わし、
気が動転した様子で泣き崩れたという。

 
一報を受けた吉田はJR掛川駅で車を降り、
新幹線で実家のある三重県に引き返した。


栄コーチの妻も吉田の実家に向かったが、
声を掛けられる状態ではなかったという。

 
吉田は家族を通じ

「申し訳ありませんが、しばらく
そっとしておいてください」と

コメントを発表した。

 
また、日本レスリング協会から
取材自粛の要請が出されたのだ。

 
栄勝さんの通夜は13日19時から、
告別式は14日12時半から
三重県津市藤方1617の1の
津斎奉閣で営まれる。


喪主は長男の勝幸氏となる。 


 
栄勝さんの情熱なくして、
最強女王は生まれなかったでしょう。


自宅を改装して造った1試合場も
入らないマットが吉田の原点である。


「五輪に出たら人生変わるぞ」。


専大時代の73年に全日本王者になりながら
五輪に出場できなかった父の夢を背負い、
3歳から始めたレスリングで
その教えの全てを吸収していった。


「常に前に出ろ」と言われ続けて身に付けた
高速タックルは、親子の努力の結晶だった。


沙保里さんの気持ちは、痛いほど分かります。


栄勝さんのご冥福をお祈りいたします。




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