韓国 沈没 原因 済州島 [話題]
韓国 沈没 原因 済州島
韓国の旅客船セウォル号(6.8トン)が16日朝、
南西部の珍島(チンド)付近で沈没し、韓国海洋
警察庁によると17日午前1時の時点で
乗客乗員462人のうち179人が救助されたが、
男女6人が死亡、277人が安否不明になっている。
多くの人が船内に閉じ込められている可能性が
あり、必死の救助活動が続いている。
船体は一部が海上に出ている状態で沈没した。
海洋警察庁や海軍などから200人近い潜水士らを
動員して救助にあたっているが、潮流が速いため、
船内に入るのもなかなか難しい状況だという。
救助は夜を徹して続けられる。
船内への進入も引き続き試みられている。
乗客の家族の一部は16日深夜、記者団に対し、
「船内にいる子どもからメッセージが届いた」と訴えた。
取材に応じた家族によると、16日午後10時40分ごろ、
沈没した船内に取り残されたという男子生徒から、
兄に携帯電話の文字メッセージが届いた。
生存者がおり、救出を求める内容で、
「今ここは船の中、何も見えない。男子数人と
女の子が泣いている。まだ私は死んでいない」と
記されていたという。
管轄する海洋警察庁は「確認できない」と話している。
聯合ニュースによると同船は5階建ての構造で
1、2階が機関室や駐車場、3~5階が客室などに
なっているが、内部構造はかなり複雑だという。
韓国政府は船体を引き揚げるクレーン3台を現場に
向かわせているが、到着は18日になる予定で、
被害の拡大が懸念されている。
韓国国防省によると、黄海上で警戒任務に
あたっていた米海軍の艦艇も、支援のため
現場海域に向かった。
韓国政府によると、船体は浸水により転覆、沈没した。
韓国メディアによると仁川から済州島に
向かっていた同船は、霧のため出発が
3時間近く遅れ、急いでいたとの指摘も出ている。
ただ、沈没現場周辺の漁船員らの証言では当時、
波は高くなく、視界も悪くなかったという。
韓国メディアは岩礁とぶつかった可能性などを
指摘しているが、原因はわかっていない。
旅客船には、修学旅行中の京畿道安山市の
高校2年生や引率教員らが乗っており、
死者のうち3人は同校の生徒と確認された。
日本外務省によると、日本人が乗っていたとの
情報は16日夜の時点ではないという。
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